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2021.7.31成果を出す目標設定のやり方

 

皆さん、こんにちは。

 

Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。

 

ダイエットやトレーニングの場面でも、目標をどのあたりに設定するかは非常に重要です。

 

手の届かない高すぎる目標を掲げると、失敗する可能性が高くなります。

 

心理学では、自分が思った以上の成果が上げられた時の成功体験や満足感が幸福の源であると考えます。

 

高すぎる目標を掲げると、成功体験や満足感が得にくいので、幸福感が味わえなくなります。そのために何度も失敗を繰り返していると徐々にやる気を失ってしまいます。

 

「目標は高く持て」と言われますが、それが正しいとは限らないのです。

 

高すぎる目標を掲げる性格がある

 

性格的に目標の設定を高くしやすい人もいます。それが「タイプA」と呼ばれる人です。

 

アメリカの心臓病医師メイヤー・フリードマンとローゼンマンは、1950年代に心臓病に罹りやすい人の行動パターンと性格を発見してタイプAと名づけました。

 

タイプAは、短い時間にできる限り多くのことを成し遂げようとする意志が強く、心に余裕が持てないために、他人に強い競争心を抱いています。

 

実現する可能性が低い、高い目標を設定すると、失敗体験を繰り返して挫折感を味わいます。失敗体験を重ねた結果、うつになることもあるため、注意が必要です。

 

タイプAには、以下のような特徴があります。思い当たる項目がないか、チェックしてみてください。

 

  • 目標を達成しようという強い欲求を持つ。
  • 競争心が異常に強く、敵意を示しやすい。
  • つねに周囲からの高い評価や昇進を望む。
  • 多くの仕事に没頭し、いつも時間に追われている。
  • 精神的、肉体的活動の速度を早めようとする。
  • 精神的、肉体的に著しく過敏である。

 

思い当たる項目が多ければ、あなたはタイプAかもしれません。目標の設定が高くなりすぎていないか、今一度見直してみてください。

 

内部知覚は毎日変わる

 

「できる、できない」という判断の基準になるのは「内部知覚」です。

 

知覚とは、感覚器を通じて脳が状況を把握する働きです。五官を介する身体の外側の知覚を「外部知覚」というのに対して、身体内部の状況の知覚を「内部知覚」と呼んでいます。

 

例えば、同じ気温でも、体調次第で「暑い」と感じるときもあれば、「快適だ」と思うこともあります。このように外部知覚は常に変化していますが、内部知覚もまた日々刻々と変わっています。

 

特に、「できる、できない」という内部知覚は、一時的な感情に左右されやすいのが特徴です。

 

今日は「絶対無理」と思っていた目標が、明日になると内部知覚が変化して「五分五分でできそう」と変わるかもしれません。

 

内部知覚は毎日変わること、もっと言うと、その時々の一時的な感情でも変わることを覚えておきましょう。

 

目標は途中で修正してOK

 

内部知覚は毎日変わるため、目標は途中で修正してもかまいません。

 

修正することにためらうことや罪悪感を持つ必要はありません。

 

むしろ、前向きにどんどん修正していくことが大切です。

 

何かを続けたいと思うとき、最終的な目標は別にして、自分でステップを作って一つずつ上っていくことが重要だからです。

 

一般的に会社では、「今年は売り上げを50%伸ばす」や、「今月は売り上げを100万円上げる」といった目標の立て方をします。

 

しかし、これがすべて正しい目標の立て方とはいえません。

 

そうではなく、「今月中に100万円を上げるためには、今日何をすべきか」という視点から目標を立てて、今日の階段を一つずつ上っていくことが、ものごとを継続させるための秘訣です。

 

なかなかものごとを続けられない人は、目標設定を間違えている場合が多くあります。

 

目標を高く設定しすぎることなく、適度に達成感が得られる目標を設定すること、内部知覚に合わせて、目標は臨機応変に修正していくことが大切です。

 

 

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