皆さん、こんにちは。
Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。
今のこの情報社会の中では、様々な情報があふれています。そんななか、情報をうまく収集し、自分なりのライフスタイルを確立させている人もいれば、情報が偏り、どうしたらいいか分からなくなっている人もいることでしょう。
運動の専門家で、ダイエット指導をたくさん経験している私たちトレーナーであれば、加減したり、受け流したりできそうな極端な情報やデマ情報もたくさん出回っています。ダイエットを成功させるためには、自分自身で、情報を取捨選択できるようになる能力が必要です。
ダイエット成功者に共通する3項目
「ダイエットは、有酸素運動でたくさん汗をかく」、「ダイエットは、とにかく食べるのを我慢する」、このように考える人はとても多いです。また、何かの食材がダイエットに効果的だと聞くと、そればかり食べてしまう人もいます。
ダイエットは、〇〇をすれば痩せるという単純なものではありません。ダイエットは、意志が強い人だけが成功するわけでもありません。だからといって、とても複雑で難しいものではなく、今からお伝えする3項目をおさえてダイエットに取り組めば、ダイエットを成功させることができるのです。
ダイエットで難しいのは、正しいやり方を知ったあとに、やり続けることと、ストレスマネジメントができるかどうかです。
ダイエット成功者になるために、押さえておくべき3項目についてお伝えする前に、正しいダイエットとは何なのか?についてお伝えします。以前のブログで何度も書いていることですが、正しいダイエットとは、筋肉を極力減らさずに、無駄で余分な体脂肪を減らすことです。
それをふまえたうえで、ダイエット成功者に共通する3項目についてみていきましょう。
1つ目は、筋肉を減らさない、もしくは、筋肉を増やすための筋トレです。2つ目は、食事。そして、最後の3つ目は、有酸素運動です。このダイエットの3本柱の2つ以上に取り組めている人が、ダイエット成功者になれるのです。
ダイエット目的の筋トレ
正しいダイエットとは、筋肉を極力減らさずに、無駄で余分な体脂肪を減らすこととお伝えしました。食事を我慢するダイエット、有酸素運動でたくさん汗をかくだけのダイエットでは、必ず筋肉が減ってしまいます。
筋肉が減っていくと、基礎代謝量が低下してしまうため、元の生活習慣に戻ると、必ずリバウンドしてしまいます。
筋肉量を増やし基礎代謝量をアップさせることで、食事や有酸素運動の成果が出やすくなり、リバウンドを防ぐことにもつながるのです。
ダイエット目的の筋トレは、筋肉量を増やすために行う筋トレということなので、身体の中で大きな筋肉を鍛えると効率が良いです。3大筋群と呼ばれる、下半身、胸、背中の筋肉を鍛えることで、飛躍的に基礎代謝量はアップし、脂肪が燃焼しやすい体になります。
残念ながら、多くの人がやりがちな腹筋運動で鍛えられる腹直筋は、薄い膜のような小さな筋肉のため、筋肉量を増やすという観点からはあまり意味がありません。
正しいダイエットでの食事とは
正しいダイエットでの食事では、我慢をしてとにかく食べる量を減らすことはしません。筋肉の材料になるタンパク質や、体を動かすエネルギーとなる炭水化物、体の調子を整えたり、代謝にはたらく脂質、ビタミン、ミネラルなどの必要な栄養素をバランス良く食べて、活動に応じた量に調整して食事をします。
食事を抜いたり、食べる量を極端に制限してしまうと、せっかく筋トレをしても筋肉はどんどん減ってしまいます。そればかりか、筋トレをしているのに、全く体力がついている感じがなく、どんどん疲れやすくなってしまいます。
極端な食事制限では、アップさせたい代謝も落ちてしまいます。体の中にエネルギーがなくなると、なるべくエネルギーを使わないように省エネモードへと体が変化してしまうのです。
有酸素運動で脂肪が燃える
先ほど筋トレの重要性を読んでいただいたので、筋トレをすればたくさん脂肪が燃えてくれると思った人も多いかもしれません。
しかし、筋トレで消費する脂肪は微々たるものです。もちろん筋トレの内容やその人の体型などにもよりますが、1時間みっちりトレーニングをしても、ご飯お茶碗1杯分程度のカロリーしか消費しません。しかも消費したカロリーは全て脂肪を使っているわけではないのです。
それに加えて、運動初心者の人は、週に1〜2回の頻度で始めるのが一般的です。
そこで、脂肪を燃やすための運動として、有酸素運動に取り組んでいきます。有酸素運動は、ウォーキング程度なら運動初心者の人も頻度を増やしやすいでしょう。
脂肪は筋肉で消費されるため、筋トレをして筋肉量を増やしておけば、有酸素運動での脂肪燃焼効率が高まります。
筋トレと食事である程度体重を落としてから有酸素運動に取り組み始めるのもオススメです。
ダイエットの3本柱について、ぜひ参考にしてみてください。