皆さん、こんにちは。
Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。
運動をすると、気分がすっきりすることは多くの人が体感しているのではないでしょうか?
運動をすることで脳にどんな影響が起こるのかを一緒にみていきましょう。
運動をするとどうして気分がすっきりするの?
「運動すると、ストレス解消になるから」、「運動で筋肉の緊張がやわらいだから」などの答えを思いついた人もいらっしゃるでしょう。
これらの答えももちろん正解ですが、運動で爽快な気分になる本当の理由は、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストな状態になるからです。
人間は動くように設計されていて、動くことによって、脳や身体の機能をベストな状態に保つことができるのです。動かない生活は、脳を殺し、実際に脳は縮んでいくことがわかっています。脳を最高の状態に保つためには、精一杯身体を動かさなくてはいけません。
運動をすると、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンをはじめとする、思考や感情に関係する重要な神経伝達物質が増えます。例えば、強いストレスを受けて脳の何十億というニューロンの結合が蝕まれたり、うつの状態が長引いて、脳の一部が萎縮してしまっているような状態でも、運動を行うことで弱っていた脳を強くすることができます。
強いストレスを受け続けたり、うつの状態になったりしなくても、脳は筋肉と同じで、使わなければ萎縮してしまいます。脳を使うというと、パズルをしたり、クイズをしたりすることを思い浮かべるかもしれません。もちろん、パズルやクイズなどの知的な生活習慣も大切ですが、運動をすると、脳にたくさんの刺激が入り、ニューロンの結合を強くすることができます。
脳のニューロンは、枝先の「葉」を通じて互いに結びついています。運動をすると、これらの枝が成長し、新しい芽がたくさん出てきて、脳の機能がその根本から強化されていくのです。
どんな運動でもいいの?
運動は、ウォーキング、ランニング、水泳、サイクリング、テニス、バレーボールなど、どんな運動でも構いません。
ただし、注意すべきポイントは、強制された運動では自発的な運動ほどの効果が出ないことです。
重要なことは、運動を心からしたいと思い運動をすることです。皆さまが心から楽しめるものにぜひ取り組んでみてください。
心から楽しめる運動を見つけるためには、運動に関する情報を手に入れることと、いろいろな運動にチャレンジして、実際にやってみることが重要です。自分が心から楽しいと思える運動を探してみてください。