皆さん、こんにちは。
Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。
超高齢社会へと突入した日本
我が国は、高齢化社会を突破して、超高齢社会へと突入しています。
2023年6月総務省発表の人口統計によると、65歳以上の高齢者人口は、3621万人、総人口に占める割合は29.1%に達しています。
4人に1人が高齢者と言われる時代から、まもなく3人に1人が高齢者と言われる時代が近づいています。
さらに、身体の不調を実感し始めるといわれる48歳以上の人口(48歳ライン)も、6470万人に達しており、なんと総人口1億2450万人の50%以上を占めています。
このような超高齢社会が直面する大きな問題の一つが、社会保障費の増大です。
高齢者が増えれば不調を抱える人が増え、医療費が増加します。
また、寝たきりになる人が増え、介護費用も増加の一途をたどっています。
昨今では、国が健康維持のためにジムに通い、積極的に運動を行うよう国民を促すために、医療費控除の対象を拡大したり、企業に福利厚生費として費用を負担しやすくしたりするなど、様々な運動への取り組みが政策としても行われています。
第一の運動と第二の運動
運動と聞くと、多くの方はスポーツを思い浮かべます。
実は、私たちが運動とひとくくりにして呼んでいるものは、第一の運動である「機能運動」と第二の運動である「スポーツ・レクリエーション運動」の2つに分けることができます。
高齢になっても痛みなく、最後まで自分で歩ける、しゃがめる、トイレに行ける、食事がとれる、身の回りのことが自分でできるというような、身体の機能を維持するために必要な運動を「機能運動」と呼びます。
第一の運動である「機能運動」は、身体の基本的な機能に対する運動であり、健康を支える土台になります。
土台がしっかりしているからこそ、第二の運動である「スポーツ・レクリエーション運動」に楽しく取り組むことができるのです。
「運動しなきゃ」と思ったら第二の運動ではなく、第一の運動から始めること。
第二の運動は続けているから大丈夫と思うのではなく、第一の運動も習慣として取り入れると、さらに第二の運動が楽しく、日常生活も快適に過ごすことができるようになります。
第一の運動を生活習慣として取り入れ、みんなで一緒に上向きの螺旋を進み続けましょう。
そうすることで、いつの間にか、動きやすく、調子の良い身体を手に入れることができるでしょう。
気になる方は、お気軽にお問い合わせよりご相談ください。