皆さん、こんにちは。
Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。
ダイエットでは極端なカロリー制限に注意しよう
現代は『飽食の時代』などといわれ、カロリーの摂り過ぎによるメタボリックシンドロームのリスクが懸念されています。
しかし、その一方で、若い世代の女性を中心に、エネルギーの摂取量が低下しているというデータが発表されています。
2019年の国民健康・栄養調査によると、20代女性の平均エネルギー摂取量が1600キロカロリー、30代女性の平均エネルギー摂取量が1673キロカロリーなのに対して、終戦から半年後の1946年2月時点での都市部の平均エネルギー摂取量は1696キロカロリーでした。
驚くことに、平均エネルギー摂取カロリーは深刻な食糧難であった終戦から半年後の1946年時点よりも、現代の20〜30代女性の方が少ないことが分かったのです。
太り過ぎが不健康なのはもちろんですが、痩せ過ぎも健康を維持するうえで問題があります。
極端なカロリー制限は、妊娠や出産へのリスクも指摘されているため、若い女性の極端なダイエットには注意が必要です。
糖質制限の落とし穴
『糖質制限』が流行したせいか、極端に糖質を減らしてしまい、栄養不足に陥る人が大勢います。
極端な糖質制限は一時的に痩せても、リバウンドしてしまいがちです。
そうならないためには、適度な糖質摂取と積極的なタンパク質摂取が大切です。
脂質をなるべく減らしつつ、食事の際には良質なタンパク質を必ず摂取するよう心がけると、良い栄養バランスを保ちながらダイエットすることができます。
ダイエットでは、自分の活動レベルに合った、適度な栄養摂取が重要なのです。
栄養バランスの取れた食事をすることで、無理することなく、理想の体型に近づくことができます。
極端な糖質制限は失敗しやすいこと、糖質やタンパク質などそれぞれの栄養素には摂るべき量と働きがあることを覚えておきましょう。