皆さん、こんにちは。
Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。
「お腹痩せをしたい」「お腹を凹ませたい」このような思いで腹筋運動を頑張っているという方は多いのではないでしょうか?同じように体幹トレーニングをすることでお腹を凹ませたいと考えている方も多いと思います。
実は、いきなり腹筋運動や体幹トレーニングでお腹を凹ますのは、あまり効果的ではありません。
どうしたらお腹は凹むのか
お腹を凹ませるための方法を考える時は、まず現状把握から始めましょう。お腹の部分につまめるような脂肪がある場合は、腹筋運動や体幹トレーニングを始めてもほとんど効果が感じられないでしょう。
お腹の部分につまめる脂肪は皮下脂肪のため、減ってきたのを実感できるのにある程度の期間がかかります。これは運動で先に燃焼するのは内臓脂肪であり、それがある程度減った後で、徐々に皮下脂肪が減ってくるからです。
体脂肪を減らすためには、筋肉量を増やすこと、そして消費カロリーが摂取カロリーを上回るようにコントロールすることが必要です。つまり、運動量を増やして、消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすように食事を気をつけるか、またはその両方に取り組む必要があります。
効率よく筋肉量を増やそうと思ったら、トレーニングは下半身を重点的に鍛えることがおすすめです。なぜなら、下半身には、お腹の筋肉よりも大きな筋肉がたくさんあるからです。
筋肉量を増やし基礎代謝量をアップさせることができれば、脂肪の燃焼しやすい体になります。脂肪が燃焼してくれば、少しずつお腹は凹んでいくことでしょう。
お腹が出るもう一つの原因とは
皮下脂肪が減っても、お腹がぽっこりと出てしまうことがあります。これは、内臓下垂が原因です。姿勢の悪さと、内臓を支える筋肉が弱くなってしまったことで、内臓が下垂して下腹部がぽっこり出てしまっている状態です。
このタイプには、内臓を元の位置へと引き上げてくれる筋肉「腹横筋」を鍛えることでお腹を凹ませることができます。
実は「腹筋」という筋肉名は正式には存在しません。正式には「腹直筋」「外腹斜筋」「内腹斜筋」「腹横筋」の4つで構成され、総称して「腹筋群」といい、通称「腹筋」と呼ばれています。
これらのうち腹横筋という筋肉は最も深層の部分にあり、内臓や内臓脂肪をぐるりと巻くコルセットのような構造、形状をしています。コルセットを巻くと、お腹がぎゅっと締まるように、この筋肉を鍛えてあげることで、コルセットのようにお腹を凹ませてくれるのです。
この腹横筋はいわゆるインナーマッスルと呼ばれるもので、通常の腹筋運動では残念ながら鍛えることはほぼ不可能です。意識がしづらく、効かせるためには鍛え方に工夫が必要です。
通常の腹筋運動で鍛えられるのは、俗にシックスパックと呼ばれる、板チョコのような形をした腹直筋です。ここを鍛えても、筋肉量はほとんど増やせず、お腹をぎゅっと凹ませる効果も期待できません。
まずは、現状把握から始めて、現状に合わせた効果的な取り組みを始めてみてください。自分の現状が分からないという方や確実に成果を出したいという方はお気軽にご相談ください。