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2021.3.27現代人が抱えるリスクとこれからの時代について

座りすぎ

 

皆さん、こんにちは。

 

Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。

 

皆さんは「座りすぎ」にリスクがあることを知っていますか?長時間座って仕事や作業をしていると、肩がこったり、腰が痛くなったりと身体の不調を感じたことがある人は多いことでしょう。「座りすぎ」には、このような身体の不調を引き起こすだけではなく、他にも多くのリスクが存在します。

 

「座りすぎ」のリスクとは?

 

一部の専門家によると、「座ることは喫煙よりも悪質である」と言われます。具体的には、タバコを1本吸うことは、寿命を11分減らすという研究結果がありますが、2008年に行われたオーストラリアの研究報告によると、25歳以降、テレビを1時間視聴するごとに寿命が21.8分短くなるとしています。

 

また、座って働く典型的なオフィスワーカーは、身体を酷使しているイメージがある建設業、輸送業の仕事よりも筋肉や骨のケガが多いことが分かっています。ある研究者は、「座ることは、仕事で重たい物を持ち上げるのと同じ職業的リスクである」と結論づけています。

 

そして、今では、WHO(世界保健機関)は、身体的非活動、つまり「座りすぎ」や「運動不足」は世界中で毎年約320万件の死亡を引き起こしているとし、予防できる死亡原因として血圧や喫煙、血糖値に続いて第4位にランクづけしています。

 

人間は動くように設計されている

 

以上の「座りすぎ」のリスクからどんなことが考えられるでしょうか?

 

それは、私たち人間は、睡眠時でない限り、動くように設計されているという事実です。そして、私たちの身体は、動かすことで、健康を保つことができるのです。

 

現代の生活は、私たちの祖先であるホモ・サピエンスが生まれて約20万年の間で考えられないほど便利になっています。生きるために自らの身体を動かし、自らが行動しなければいけなかった時代から健康のために運動を意識的に取り入れなければいけない時代へと変わってきたのです。

 

現代人は当たり前の動きができない人が増えている

 

「座りすぎ」や「運動不足」のリスク以外にも、恐ろしい事実があります。

 

動くように設計されている身体を動かさなくなることで、教えられなくてもできるはずの動作、つまり、「立つ」、「座る」、「歩く」ことが下手な人が、増えているという事実です。日常生活動作と呼ばれる簡単な動作でさえも、正しく動かすことができないのです。

 

座りすぎケアについて

 

「座りすぎ」や「運動不足」のケアとして、以下の3つの解決策をおすすめします。

 

①不必要な座る習慣を減らす

②正しい動きを知り、正しい動きになるように実践を繰り返す

③身体メンテナンスの習慣をつける

 

この3つを実践することで、健康で身体に不調がない生活に近づいていけるでしょう。

 

①不必要な座る習慣を減らす

必要な時だけ座るように意識することは、健康に対して最も有効な行いの1つになります。仕事への移動、仕事の時間、余暇の過ごし方などから座る時間を減らす工夫を考えていきましょう。少し遠くのパーキングに車をとめる、仕事を時間で区切り、ストレッチや軽い運動、コーヒーを買ってくるなど動く予定を入れる、テレビのCMでは必ず立ち上がって掃除や家事をするなど。

 

ダイエットの時にも有効ですが、何かをやらないという目標は成功しづらいです。まずいなと思う行動の代わりに、良いなと思える行動を取り入れてみてください。

 

②正しい動きを知り、正しい動きになるように実践を繰り返す

正しい動きは、正しいトレーニングのやり方を学ぶことで、習得することができます。スクワット、ヒップヒンジ、ヒップリフト、腕立て伏せなど基礎的なトレーニングを私たちトレーナーから学ぶことで、普段の生活でも正しい動き方が分かり、自分自身で確認・修正することができるようになります。

 

正しい動きを理解し、できるようになることは、調子の良い身体だけでなく、見た目にも美しい身体を手に入れることにつながります。アスリートの身体が美しく見えるのは、無駄な脂肪が少ないことはもちろんですが、正しい動かし方を理解し、動かすべき関節・筋肉を動かすことができるからです。

 

③身体メンテナンスの習慣をつける

静的ストレッチや動的ストレッチ、ストレッチポールを使ったマッサージなどのメンテナンスは、痛みを解消し、関節と組織の可動性を改善し、硬い筋肉の柔軟性を回復させることができます。

 

静的ストレッチだけで十分な筋肉もあれば、動的ストレッチやマッサージなどを組み合わせなければほぐせない部位もあり、それは一人ひとり異なります。

 

パーソナルトレーニングで、自分にとって必要なケアのやり方を知り、習慣化することで、痛みや不良姿勢などの問題を未然に防ぐことができます。

 

 

 

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