皆さん、こんにちは。
Up to dateトレーナーの菅原佑馬です。
「確実なプログラム」は「最も効果的なプログラム」ではない
トレーニングプログラムは、様々な研究により、効果的なものが確立してきました。
トレーニングのプログラムには多くの要素が含まれます。
これらをプログラム変数と呼びます。
特に重要なプログラム変数には、種目や強度、量、頻度、期間、動作速度、取り組む順番などがあります。
プログラム変数を設定し、運動処方を作ることで、効果的なトレーニングを行えるのです。
1987年に出版された、トレーニングの教科書には必ずと言っていいほど載っているアイソトニックトレーニング(一定の重量負荷を上げ下げするフリーウエイト及びマシントレーニング)における、負荷強度、最大反復回数(RM:Repetition Maximum)、主効果の関係という表があります。
これは、筋力増強や筋肥大、筋持久力の向上を目指すためには、どの程度の負荷強度で、どの程度の回数を行うと効果的かを表しています。
例えば、筋肥大の効果的な負荷強度は70〜85%1RM(1RM:最大挙上重量)の範囲で80%1RMが代表的値といえるでしょう。
この負荷強度での最大反復回数(RM)は8回程度で、1セット内でRMまで反復するのが原則です。
セット数は、1セットでは効果が小さいため、80%1RM×8回×3セットを週に2〜3回が王道のプログラムとして用いられています。
頻度としても、週に1回でも効果は狙えますが、週に2〜3回が効果を最大化させるには効果的であると考えられます。
このように、確実に効果をあげるプログラムは確立されてきていますが、このようなプログラムが自分自身にとって最適なプログラムかどうかは注意が必要です。
今まで運動指導をしてきた多くの方達は、筋力増強や筋肥大、筋持久力の向上を第一の目的とはしていません。
目的が全く同じという方を指導したこともないですし、トレーニングを行う目的は本当に千差万別です。
したがって、トレーニングを行う個人個人に対して、その人に合った運動処方は何なのかを考え続けていく必要があるのです。
それを探していくために、多様な目的を持つ方達を指導した経験は大きな武器になります。
トレーニングは本当に多くの恩恵をもたらしてくれます。
あなたが悩んでいることも、トレーニングで解決ないし、良い方向に進んでいけるかもしれません。
一度パーソナルトレーニングを受けてみてはいかがでしょうか。
体験レッスンもできますので、気になる方は、お気軽にご相談ください。